南相馬市サポーターライティングスクール(大学生版)
南相馬市は若い世代に対し、市のまちづくりの魅力を積極的にPRしています。彼らが「南相馬市っていいところだな」「南相馬市にまた来たいな」
そう思ってくれたら嬉しいと思いながら業務をしています。
若い世代の彼らの中に「南相馬」というキーワードが存在すること、これが重要だと思っています。
ですが…行政の苦手なこと
行政のお知らせって面白味がない。かたい。
そんなイメージを持たれる方、多くいらっしゃるのではないでしょうか。
皆さんはイベントのCMやチラシを見てワクワクした経験はありますか。
「なんとなく楽しそう!」「きっとたくさん楽しいことがある!」
想像が膨らむととても楽しい気持ちになれますよね。
この「なんとなく」や「きっと」が私たち行政の苦手なところです。
制度の説明など、捉え方が膨らんでは逆に混乱を与えてしまいます。
想像が膨らまないように細かく説明を重ねる。結果ドライで長い文章表現になってしまうんです。
記事が持つ″力″
地域の魅力を伝えるってとても難しいことだと思います。
自分の価値観をそのまま相手が受け入れてくれるとは限りません。
小さい頃、大人たちが楽しそうに話している隣で
会話に入れず、疎外されているように感じたことはありませんか。
逆に小さい子たちがよく分からない話で
楽しそうに盛り上がってる光景を目にしたことはありませんか。
盛り上がるためには、「熱量」を持ってその空間に身を置く必要があると思います。同じ空間に身を置く人たちが話の中で徐々に熱を帯びて、近い熱量で相手と共感出来るから盛り上がると思うんです。
「記事」は読者に一律に言葉を伝えます。
「記事」は読者に切り取った世界の一部を伝えます。
読者は「記事」を読んだ瞬間、その世界の入口に立ちます。
文字を通してその空間を疑似体験します。
だから「記事」を通すことで時間や距離を越えて共感が生まれるんです。
大学生の目線
大学は社会に出るための準備期間。
学生という立場で社会を見据えている彼らは
こどもと大人、両方の視点で物事を見れる柔軟な思考を持っています。
また、大学は全国から学生が集まる場であり、
様々な地域の風土で育ってきた人たちが作り上げるコミュニティです。
だからここで共感されたモノは、伝播しやすいんです。
魅力とは純粋に人の心を惹きつけて夢中にさせる力です。
大学生の目に映った純粋な魅力を着色せずに感じたままに発信する。
それこそが、作り物ではない本来の魅力ではないでしょうか。
だから、ライティングスクール×大学生
PR活動の一環で、ある大学を訪問して大学生と交流を持ちました。
彼らは南相馬市のことを真剣に考え、SNSについて提言をしてくれました。
ですが、私たち行政の苦手なことは前述のとおり。
なので…彼らにPRをお手伝いしてもらうことにしました!
彼らの目に映る純粋な魅力。
それを発信するために、大学生向けに取材などに関する知識、スキルを身につけてもらうライティングスクールを開講しました。
彼らの発信する記事と動画は次のとおり。
大学生の目に映った南相馬市の魅力を是非ご覧ください。
大学生 × 相馬野馬追出場の若き螺役
「螺役と相馬野馬追:伝統を守る若者の挑戦」
大学生 × 相馬野馬追を支えるボランティア参加者
「あの推し馬が目の前に!?ボランティアを通じて相馬野馬追の魅力に迫る!!!」
大学生 × 相馬野馬追の見所と観覧者の声
「【相馬野馬追】リアル戦国時代がすごすぎた」
大学生 × 相馬野馬追を支える地元企業と高校生
「大学生が「相馬野馬追」に参加!地元の企業と高校生にインタビュー!」
大学生 × 運営や地元の人から見える相馬野馬追
「裏側潜入!競馬×武将、相馬野馬追。」