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ローカルの魅力的なお店と人に出会える~おだかつながる市~

毎年、春と秋に小高で開催される地域のマルシェ「おだかつながる市」。フードエリアでは南相馬市で人気のあのお店も!記者が会場を巡りながら出会った出店者の方にインタビューをしたので、イベントの様子と併せてレポートします!!


取材に行ったのはこちら!

イベント名:第7回おだかつながる市
開催日時:令和6年6月30日(日)10時~16時
メイン会場:小高交流センター(最寄駅のJR小高駅から徒歩約5分)
公式インスタグラム:外部リンク

フード、ハンドメイド、体験活動まで!各エリアを紹介します!

出店数は前回の1.5倍の約40店舗で、南相馬市を中心に福島県内、そして近隣地域から多彩なお店が出ていました。また、会場は主に小高交流センターの3つのエリア(クラフト作家/フード/ワークショップ)に加え、小高駅周辺も会場として拡張されました。記者もワクワクしながら各会場を散策しました!

多彩なハンドメイド商品が並ぶ~クラフト作家エリア~

記者が最初に訪れたのはクラフト作家エリア。お店にはボタニカルなキャンドルや小高で栽培した花々、木製の家具など、温もりを感じる商品が並んでいました。

「アトリエiriser-イリゼ-」は南相馬市の小高区でハンドメイドのガラスプロダクトを製作しています。ブースには小高の自然から着想を得た作品が並べられており、海岸から近いため海の波や風をイメージしたものや、小高の梅をイメージしたピアスなども販売しています。

平さん写真一番右

平(ピン)さんは「アトリエiriser-イリゼ-」の職人で、台湾から京都の日本語学校を経て小高に移住しました。小高での生活は「冬でも雪が降るほど寒くなく、夏は極端に気温が上がらないので快適です。自分と同じ20代の友人と一緒に、近所のシェアハウスに集まってパーティーや食事会をするのが楽しい!」と小高での充実した暮らしが伝わってきます。

体を動かし、考えてみる~ワークショップエリア~

次に記者が訪れたワークショップエリアでは芝生でモルック遊びや、レゴで小高の未来を表現するワークショップなど、動いたりイマジネーションするお店がありました。中でも面白いと思ったのは、「東京相双化計画」のブース。東京にいながらでも相双地域とつながりたい人たちが集まったコミュニティです。

ボードには来場者が好きな相双地域の郷土料理やスポットを自由に貼っていく企画が行われていました。記者は砂浜が広い浜通りの海岸から眺める朝日が好きです!

「東京相双化計画」の野崎さんは出店のために神奈川県から来ました。参加のきっかけを伺ったところ、福島県相双地域との関係人口プログラム(ふくしま未来創造カデミー)に参加し、プログラムでお世話になった方からイベントを紹介され、今回で2回目の出店とのことでした。
「前回は仲間とやってみたいことに取り組んだのですが、今回は新たに出会った地域おこし協力隊の方と一緒に企画し、米粉クッキーやコーヒーを販売しました!今後も地元の方とつながり、コラボできたら嬉しいです!」と相双地域の方との交流に積極的でした。

地場産の食材や人気店の料理も味わえる~フードエリア~

そろそろランチの時間♬ということで記者が向かったフードエリアでは、小高産のそば粉を使ったガレットの販売や、市内やいわきなどのお店が揃っていました。

南相馬市にある「Restaurant MADY(マディ)」は地元の食材を使った創作洋食料理店で、ご夫婦でお店を営んでいます。記者も以前、訪問したことがあり、濃厚なバーニャカウダーが気に入っています!行列が続いていて、大人気でした!

今回、初の新エリア~小高駅周辺エリア~

記者が最後に向かったのは小高駅。駅前と近くのカフェでワークショップやマーケットの出店がありました。

駅前で出店していた「haccoba(ハッコウバ)」は南相馬市小高区で民家をリノベーションして作られた酒蔵です。日本酒にクラフトビールの製法を掛け合わせたお酒など、チャレンジングな取組みを行っています。

「haccoba(ハッコウバ)」の牧野さんは今年の4月に神奈川県からご夫婦で浪江町に移住しました。約5年前から浜通りを中心にしたスタディーツアーの運営(一般社団法人ふくしま部)に関わり、さまざまな起業家に出会い、ご自身もビジネスをしたいと考え「haccoba(ハッコウバ)」に転職しました。現在は主にお酒の製造に携わり「転職前は化粧品会社の研究員として商品開発をしていて、年間生産数が数百万本の商品を設計していました。前職での経験は今の仕事に活きていますがhaccobaのお酒は1ロット千本前後の生産なので、まだまだ希少です。その分、一本にかける思いは違いますね。」とhaccoba(ハッコウバ)のお酒の希少性と仕事への熱意が伝わってきます。

気になる今後の展望、スタッフ募集について
運営者にインタビューしてみました!

おだかつながる市事務局長の齋藤さんにイベントのコンセプトや思いなどを伺ってみました!

Q1おだかつながる市が始まったきっかけを教えて下さい。
A1もともと小高では春と秋に大きなイベントが行われていましたが、春のイベントがなくなってしまい、なにかできないかと言うことで始まりました。

Q2今回で7回目のイベントですが、新たな取組みはありますか。
A2「まちに飛び出そう!」をコンセプトの1つにしており、小高交流センターだけではな く、駅前などにもスタンプラリーのチェックポイントを設け、街を見てもらえるよう工夫 をしています。

Q3イベントへの思いや、今後の展望についてお聞かせください!
A3イベントをとおして、小高に暮らす人はもちろん、まだ知らない人も出展者や地域への理解を深めつながるきっかけになればと思います。また、地域ぐるみで何かできたらと思っています。6月になると「おだかつながる市の季節がやってきた!」みたいな、そんなカルチャーになったら面白いかなと思います。

運営スタッフ募集中
実はこの「おだかつながる市」…イベントに来場するだけでなく、運営スタッフとして参加することもできます!齋藤さんにお話を伺ったところ「継続的にイベントを運営するため、一緒に活動をしていただける方を募集しています。今回、東京や新潟など、さまざまな地域からスタッフが参加しており、イベントが小高にくるきっかけになればと思っています!」と、大変ウェルカムでした。
なお、運営スタッフに参加したい場合は「おだかつながる市のインスタグラム(外部リンク)」までダイレクトメッセージをお願いします。

会場を取材していると、来場者と出店者(つくり手)との距離感が近く、コミュニケーションに温かみがあり、会場には多くの笑顔が溢れていました。
また、出店者には移住者の方も多く地域に溶け込んで、小高と来場者の架け橋になっており、小高を味わえるイベントでした。次回の「おだかつながる市」も楽しみですね!

ライター:小林隼也

この記事は「南相馬市サポーターライティングスクール 一期生」による取材記事です。最後までご覧いただきありがとうございました!ぜひ「いいね」をいただけると励みになります♪
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